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子宮筋腫は良性の腫瘍

子宮筋腫は、子宮の筋肉の中にコブのような腫れ物ができる病気です。
つまり、子宮にできる腫瘍です。
腫瘍と聞くと、ガンなどの深刻な病気を想像してしまうかもしれませんが、
腫瘍には良性のものと悪性のものがあります。

子宮筋腫は良性腫瘍ですので、ガンとはまったく性質が異なります。

周りに危害を与えない良性腫瘍

良性腫瘍とは、ただ物理的に居座っているだけの腫れ物です。
周囲の細胞を破壊することもなければ、
他の臓器に転移することもない、安全な腫瘍です。

血管や臓器を圧迫するようなものでないかぎり、
治療しなくても命にかかわることはありません。

たとえて言えば、他人の家に勝手に上がり込んでくるものの、
金品を盗んだり人を傷つけたりはしない、
酔っぱらいおじさんのようなものでしょうか。
たしかに迷惑ですが、人に危害を加えないだけ安心です。

子宮筋腫も、この良性腫瘍の一種です。
悪性化する心配もありません。

転移して全身を冒す悪性腫瘍

それに対し、悪性腫瘍とは、
周囲の細胞を破壊し、他の臓器や部位に転移を起こして、
全身を蝕んでいく腫瘍です。

たとえるならば、人の家に勝手に侵入し、
そこに住んでいる人を襲って金品を奪っていく強盗のようなものです。

ガンや肉腫はこの悪性腫瘍にあたります。
治療せずに放置すれば、ご存じのとおり、命を脅かされることになります。

なお、ガンと肉腫の違いは、
ガンは内臓などの上皮から発生する悪性腫瘍、
肉腫は骨や筋肉や血管などから発生する悪性腫瘍のことです。

子宮肉腫について

自覚症状のない子宮筋腫も多い

子宮は女性にとってシンボルとも言える大切な臓器です。
その子宮に腫瘍があることが分かったら、
非常に不安な気持ちになるのは当然なことと思います。

ただ、すでに述べたように、子宮筋腫は良性の腫瘍です。
子宮筋腫が原因で命を落とすことはありませんし、
筋腫が子宮以外の臓器や器官に転移することもありません。

また、子宮筋腫の程度にもさまざまあり、 治療の必要がないケースもあります。
生活に支障が出るような自覚症状がない場合は、
治療しなくても問題はありません。

子宮筋腫があるのに何も自覚症状がなく、
筋腫にまったく気づかないまま一生を過ごす女性も多いのです。

つまり、子宮筋腫そのものには何の問題もない。
子宮筋腫があることによって生活の質が著しく低下する場合のみ、
治療する必要があるということです。

治療の必要がある子宮筋腫とは?

子宮筋腫の症状で詳しく解説していますが、
子宮筋腫は場所と大きさによっては、辛い症状が出る場合があります。

強い月経痛貧血、めまい、息切れなどが起こったり、
筋腫の肥大化によって膀胱などを圧迫してしまうこともあります。

また、女性が真っ先に思い当たることは不妊症だと思います。
子宮筋腫は、その発生場所によっては、
受精卵の着床を妨げ、不妊症の原因になることもあります。

このように、明らかに生活に支障をきたすような症状がある場合は、
治療の必要があると言えます。